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バイク用ブーツは「レッドウィング」がおすすめ!メンテ方法も解説!

2021年10月12日

ブーツサムネ3

みなさん「バイクに乗る時」はどんな靴を履いていますか?

この記事は「バイクに使うブーツを探している人」に向けて書きました。

管理人が”レッドウィングのブーツ”やその他メーカーのブーツを「実際に何年も使用して」の紹介記事となります。

この記事はこんな方におすすめ

  • バイクはどんな靴で乗ればいいの?
  • バイクで使う「おしゃれなブーツ」を探している
  • 日常生活でも使いたい
  • できれば、「安く」入手したい!

1:そもそもブーツは必要?

スクーターや小排気量のバイクでは、夏なんかにスニーカーやサンダルで乗っている人を見かけますよね。

「安全面だけで言えば、バイクに乗る時はブーツを着用すべき」です。

ですが、夏に近所のスーパーに行くためだけにいちいちブーツを履いていられないですよね。

特別な理由でもない限り、真夏にブーツを履くのって罰ゲームみたいなものですから(笑)。

僕は生活の足としてバイクに乗らないので、バイクに乗る時は「趣味でツーリング」に行く時がほとんどです。

それなりの距離を走ることになるのですが、バイクに乗る時はブーツ着用率がかなり高いです。

理由はいくつかあるのですが、1番の理由はやはり「安全面」です。

昔ヘルメットの記事を書いた時に「フルフェイスヘルメット」しかかぶらないということを書きました。

何度か「バイク事故」を経験すると少しでもリスクを減らせる装備で乗るようになります。(笑)

詳しくはこちら!

バイク用品って割高ですし、ジャケットだけでも1~2万はします。

季節ごとに揃えると数着必要です。

高価ですが、その数万円で「転倒時のリスク」を少しでも減らせるなら、必要経費として割り切れるようになるんですよね。

少し具体的に書くと、オートバイで転倒するとアスファルトに投げ出されます。

スピードが出ていれば滑走することになりますが、この時ダメージを受けるのは体の出っ張っている部分「くるぶし、手首、手の関節など」です。

バイク用のジャケットには「肘や肩」部分にパッドが入っていますが、これらは転倒時にぶつけるポイントであるからですよね。

足首付近の保護ということを考えると、ローカットスニーカーは「足首の保護」という点で「むき出し」です。

最近はバイク用のスニーカーが多メーカーから出ていますが、ハイカットモデルがほとんどです。

やはりローカットスニーカーでは足首の保護が不十分なんです。

ちなみに僕はコンバースのローカットスニーカーで転倒したことがありますが、転倒と同時に20mくらい吹っ飛んで行きました(笑)

ハイカットスニーカーやブーツはしっかりと足に固定してくれますが、ローカットスニーカーは簡単に脱げてしまいます。

脱着をしやすくするために、靴紐を緩めで履いている人は要注意です。

靴やブーツの性能うんぬんの前に大事な場面で飛んでいってしまいますよ!

バイク用途で使う靴は「耐久性」がポイントになると思います。

シフト操作では「左足甲」部分がすり減っていきます。

スニーカーでバイクに乗ると、すぐ靴紐が切れますよね?

布のような素材だと簡単に擦り切れてしまいます。

革ツナギをはじめとして、バイク用品に革製品が多いのはちゃんと理由があるんですね。

転倒時にはアスファルトで擦れるのでビリビリになってしまいますし、転倒の状況によっては車やガードレールと接触することも考えられます。

実際僕は、トラックと接触事故(右直事故)を起こした事があるのですが、その際恐らく車のナンバープレートと足がぶつかりました。

その時はエンジニアブーツを履いていたので大事になりませんでしたが、(ものによりますがエンジニアブーツはつま先に鉄板が入っています。)

これがスニーカーだったらと考えると恐ろしいですよね。

素材面から考えても、バイクで使用する靴は革やプロテクター(ガード)が入っている靴がいいでしょう。

2:バイク用途でも見た目にもこだわりたい!

左:アイリッシュセッター 中:ショートエンジニア 右:ベックマン
左:アイリッシュセッター 中:ショートエンジニア 右:ベックマン

バイク用のブーツとしてレッドウィングを検索する人は、この部分で惹かれているのではないでしょうか?

機能面や耐久性を考えると、最もバイク用途に向いているのはバイク用のライディングブーツです。

開発段階からバイク用途に限定して作られているので、ライディング(シフト操作や体重移動)のしやすさや、転倒時の体の保護で言えば「最強」でしょう。

たしかに「性能」で言えばライディングブーツは良いのですが、1つ重要な問題があります。

それは「見た目」・・・

僕は以前スーパースポーツ車に乗っていた時にはライディングブーツを愛用していました。

こんなブーツです。↓

スポーツ系のバイクにはよく似合うのですが、今乗っている車両にはマッチしないんです。

ガチガチのバイク装備だとコンビニに入るのも躊躇しちゃいますよね。(笑)

自意識過剰だと言われればそれまでなのですが、こう思うのは僕だけではないはず・・・

少し話が脱線するのですが、バイク用品ってブランド名がデカデカと書いてあって、主張の強いものが多いですよね。無地で主張しないアパレルを出せば売れる気がするのですが、どうなんでしょうか?

実際にプロテクターの入ったバイク用のアパレル品を購入するのは中高年が多いのでしょうか?

バイク用品は高額ですから、「購入者の多くが余裕のある中高年」ということであれば、そういった層に人気がでるデザインが採用されるのもわかりますが・・・

最低限の安全性を保ちながら「見た目も優れたブーツ」ってあまりありません。

レッドウィングは「アメカジブームで流行った」だけあって、ジーンズとの相性も抜群です。

最近はプロテクター入りのバイク用デニムもありますから、ファッション的な意味でも無難にこなしてくれます。

3:レッド・ウィングは耐久性が高い

レッドウィングはバイク用というよりも、ファッションブランドとして有名です。

有名俳優が私物として愛用していたりしますし、みんなが知ってる有名映画でも登場します。

ですが、そもそもワークブーツは仕事で使う靴です。

今回紹介するアイリッシュセッターであればもともと狩猟で使うブーツとして作られたもので、代名詞とも言えるクレープソールは、足音を消すのに効果的だったそうです。

エンジニアブーツであれば、金属加工などの仕事をする時の安全靴として用いられる事が多く、安全のためにつま先にはスチールのカップ(保護)が入っています。

レッドウィングに限らず、一流メーカーのワークブーツは高額です。

「大事に扱いたい」という気持ちもわかるのですが、本来はガンガン使うブーツです。

多少の汚れを気にするものでもないですし、雨の日でも長靴代わりに履いたりします。

もちろんある程度のメンテナンスはしますが、そんなに慎重になるものでもありません。

丈夫なのでその程度は余裕です。

これは「ある程度以上のブランドのワークブーツ」全般に当てはまるのですが、耐久性がスニーカーとは段違いです。

通常使用はもちろん、バイクでの使用にも余裕で耐えるほどの耐久性があります。

もし壊れても、ほとんどの場合は靴屋さんで修復が可能です。

ですので、有名メーカーのワークブーツであれば通常使用で耐久性が問題になることはまずないです。

バイクでの使用でもきちんとメンテナンスすれば10年は使えるでしょう。

4:レッドウイング(アイリッシュセッター)の特徴

レッドウィングのアイリッシュセッター。10年以上使ってます。
レッドウィングのアイリッシュセッター。10年以上使ってます。

写真のレッドウィングは10年以上使っています。

真夏は暑くて履けないので、1年の中でも「春・秋・冬」に履きますが、まだまだ使えそうですね。

①:トラクショントレッドソール

履きごこちのいい「クレープソール」
履きごこちのいい「クレープソール」

アイリッシュセッターには「トラクショントレッドソール(通称クレープソール)」が使われています。

もともとこのソールは悪路を歩いても足音がしにくいソールとして開発されました。

このソールは「狩猟」での使用以外でも「屋根上での作業」や、「梯子を登る際の安定性」が良く、いろいろな作業者から好評を得たようです。

僕の感覚では歩き心地が良く、疲れにくいんです。

革靴って歩き心地が悪く、スニーカーなどに比べると疲れてしまうのが一般的です。

このブーツに関しては「スニーカーと同じ感覚」で履けるんですよね。

バイクですから、そこまで出歩かないかな?と思う方も多いですが、意外とツーリング先では出歩きます。

観光地などでは「目的地が駐車場から離れている」ことも多いですし、地方では「結構な量の階段」を登ることも多いです。

そんな時に歩きにくいブーツは嫌ですよね。

②:グッドイヤー製法のコルク

レッドウィングのブーツでは、ブーツの中底の下にコルクが敷き詰められています。

先程紹介した動画でも、ソールの交換時に「コルク」が入っているのがわかると思います。

このコルクに汗(水分)が吸収されると、履いた人の足型(体重のかかり方に沿って)に馴染む特徴があります。

このコルク層も履きごこちの良さに関与していますね。ソールと同じく、ここもリペアが可能です。

③:本体のオイルドレザー

レッドウィングのブーツはモデルによって使われているレザーの種類が異なります。

そのため一概には言えませんが、定番のアイリッシュセッターの場合「オイルドレザー」が使われています。※スウェードのモデルや、特殊なレザーが使われているモデルもあります。

革製品の特徴でもありますが、当然足に馴染んでいきます。

僕のアイリッシュセッターは10年程度使用していますが、だいぶ馴染んで来ているのがわかると思います。

※革の馴染み加減は「メンテンスに使用するオイル」によってだいぶ変わります。

上記の特徴によって、「自分の足・体重のかかり方(クセ)」に合ったオーダー製品のような履き心地が実現します。

このくらい使っていると、スニーカー感覚で履けますよ!

5:バイク用途・初めてのブーツなら中古もおすすめ!

ここまでレッドウィングのいいところを説明してきましたが、最大の難点は金額です。

以前は3万円くらいで新品が買えたように思いますが、最近は値上がりもあり4万円弱するようです。

4万円の靴って超高級品ですよね(笑)

※ただバイク用のブーツも3万円程度するものが多いです。改めてバイク用品って割高だなと感じますね。

とくにバイクでの使用では絶対に傷もつきますし、考えてしまう金額です。

※基本バイク用品って割高なので、ブーツにそこまでお金を掛けられないという人も多いと思います。僕も学生時は車両のローンもありましたし、グローブやジャケット、ヘルメットも必要ですしさらに故障した際の修理費なんかも加えるともうカツカツでした。

いいのは分かったけど、もう少し安くないと手が出ない・・・

そんな方におすすめなのが、中古品を探すという方法です。

このブーツは何十年も前からありますし、昔大流行しただけあって結構な数が流通しています。

おかげで年式にこだわらなければ比較的きれいな状態のものが安く手に入ります。(製造モデルによってはプレミアがついている···この年式のものは革の質がいいとかそういうやつです。)

先に説明したように、このブーツは「耐久性が高い」のでスニーカーを中古で買うのとは訳が違います。

また、ソールは交換できるので本体自体に致命的な損傷がないかぎり修復できます。(とはいえ修理費が高額になるので、中古を購入する場合はソール交換程度で履けるものを選ぶのがおすすめ)

中古の古いブーツなんてなんか汚そう・・・

意外と知られていないのですが、オイルドレザーのブーツは丸洗いができます。

他人が使っていたブーツということに変わりはありませんが、丸洗いすると「古いオイルや汚れ」を落とす事ができるのでそれなりにキレイにはなりますよ。

丸洗いすることを前提で探すと、5000〜10000円で十分に入手可能です。

ちなみに中古市場で探す場合、秋や冬は相場が高くなる傾向があります。
逆に春や夏など暑くてブーツを履きたくならない時期は相場が低くなります。

ソール交換の相場は以下のような感じです。↓

・レッドウィング純正のソール交換は10000円~
・サードパーティー製(社外品)のソール交換は5·6000円~くらい

うまく中古品をゲットできれば、ソール交換をしても10000円~15000円程度で済むと思います。

ショップでソールの修復をしてから出品されているものもあるので、そういった修理済みのものを買うのもいいですね。

丸洗いの動画はYOUTUBEにたくさん上がってますよ。

最初は革のブーツを水に浸すことに抵抗があるかもしれませんが、ブーツ好きからすると、丸洗いは別にたいしたことではありません(笑)

6:レッドウィング(アイリッシュセッター)のメンテナンス方法

ブーツのメンテナンスに使う道具
ブーツのメンテナンスに使う道具

レッドウィングをはじめ、ワークブーツのメンテナンス方法を解説します。

ここで紹介するのは丸洗いなどの大掛かりなメンテナンスではなく、定期的なメンテンス「汚れ落とし・オイルアップ」です。

今回使うアイテムはこちら↓

・馬毛ブラシ
・豚毛ブラシ
・マスタングペースト(オイル)
・ステインリムーバー(右前)
・クリーナー(右奥)

①汚れ落とし(ほこり・砂)

紐を外してから、馬毛ブラシでホコリを落とす。

最初に靴紐を外します。

ブラシはいくつか種類がありますが、汚れ(ほこりや土など)を取り除くのに使うのは「馬毛ブラシ」です。

馬の毛はしなやかさがあり、ホウキのように汚れを掻き出してくれるので最初に土やホコリを取るために使います。

ブーツのベロの部分のすき間には特にホコリが溜まりやすいので、靴紐を外してきれいにしていきます。

②汚れ落とし(古いオイル・こびりついた汚れ)

ある程度ほこり・砂を落とし終えたらクリーナーを使って、こびりついた汚れを落としていきます。

これでだいぶキレイになりますが、左足(シフトペダルと当たる場所)など汚れが目立つ場所・しつこい汚れにはステインリムーバーを使います。

単純な汚れ落としとしての能力はこちらの方が強いです。

僕の場合は先日キャンプにいった際、少しですが焼き肉のタレをこぼしてしまいました。(笑)

こういった汚れはここで落としていきましょう。

③オイルアップ

今回はマスタングペーストを使用。
今回はマスタングペーストを使用。

ミンクオイルが有名ですが、今回はマスタングペーストを使います。

革の保養で使われるオイルにはたくさんの種類がありますが、このオイルは比較的サラサラしていてよく革に馴染みます。

すぐに馴染んでいくのでオイルを塗った後ベタつきません。

オイル塗布後は表面にオイルが乗っていますが、すぐ吸収されます。
オイル塗布後は表面にオイルが乗っていますが、すぐ吸収されます。

オイルアップした直後はこんな感じですが、すぐに浸透します。(気温が低いと浸透しにくいですが、20°くらいあるとすぐ浸透します)

※マスタングペーストは浸透性が非常に高いです。浸透しすぎてブーツが型くずれするという意見もあります。履きはじめで固さが残っているブーツではおすすめですが、足に馴染んでいるブーツでは他のオイルを使用したほうがいいかもしれません。ここらへんは自分のブーツに合わせて使い分けましょう。

④ツヤ出し(豚毛ブラシ)

最後に豚毛ブラシで磨くと、ツヤが出る。
最後に豚毛ブラシで磨くと、ツヤが出る。

最後にブラッシングをします。

豚毛ブラシはハリがありブーツをブラッシングすると摩擦熱でオイルがより浸透します。

結果ツヤが出ていい感じに仕上がります。

※オイルは塗りすぎると型崩れやブーツの重量が重くなってしまったりするので数ヶ月に一度程度にしておきたい所です。そこで汚れが付着したりメンテンナンスしたい場合は最初に行った馬毛ブラシでの汚れ落としと、豚毛ブラシでの艶出しを行っています。

これでメンテナンスは完了です。

ダメージの目立っていた左足もメンテナンス前に比べると、多少はダメージが目立たなくなります。

ワークブーツなのでそこまで神経質にならなくても大丈夫ですが、メンテナンスは数ヶ月に一度か表面が乾燥してきたら行いましょう。

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