先日、K&N「エアフィルター」のメンテナンスを行いました。
バイクだけでなく車用としても有名なK&Nのフィルター。
この社外フィルターの大きな特徴として「洗浄して再利用ができる」ということがあります。
純正のエアフィルターはそんなに高価なものでもありません。
ですが「吸気効率」と「再利用ができる点」が気に入って僕はK&Nのフィルターを長いこと使っています。
K&Nのフィルターには大きく2種類あります。
1:純正エアフィルターと同じくエアクリーナーボックス内に設置するタイプ。
2:純正エアクリーナーボックスを取り外し、パワーフィルターとして設置するタイプ。
僕が使っているのは↑のものです。
K&Nからは車種ごとにこれら2種類のものが販売されています。
社外キャブレターなどでは、パワーフィルター型のものがよく使用されます。
僕は様々な事情で純正キャブとエアクリーナーボックスを使用しているので、純正エアクリーナーと同型のタイプを使用しています。
それぞれメンテナンスの期間(走行距離)が定められています。
リプレイス型:30000キロ
パワーフィルター型:3000キロ
僕の使用しているものは、リプレイスメント型ですので30000キロでの洗浄が推奨されています。
ですが、すでに25000キロ近く使用しているので今回は洗浄とオイルアップを行うことにしました。
「CB400SS」「CL400」のエアフィルター交換はこちらで解説しています。
目次
K&Nエアフィルターの洗浄・オイルアップ
1・専用クリーナーを使い、汚れを落とす。
K&Nのエアフィルターのメンテナンスは2工程あります。
まずは取り外したエアフィルターの汚れを落として行きます。
K&Nのフィルターは独特の赤い色をしていますが、これはオイルの色が赤いためです。
フィルターにオイルを染み込ませることでホコリやゴミなどを吸着(フィルターとして作用)させているんですね。
そのため、まずは古いオイルとゴミや汚れを落としていきます。
専用のクリーナーを染み込ませ、20分程度放置します。
そうすると汚れが浮いて取り除きやすくなるので、水で流していきます。
このとき注意点が2つあります。
1:高圧での洗浄はNG
2:水を流す方向は空気の流れと逆方向
①:フィルター部分に負荷をかけると破損につながるので、高圧での洗浄はNGです。
普通に蛇口から水が出る程度の水圧で流すと良いみたいです。
僕は風呂場でシャワーを使いましたが、水圧がかからないよう気をつけました。
②:水を流す方向は空気の流れと逆方向です。
空気の流れに沿って汚れが吸着します。
そのため、逆方向から水を流すことで汚れが取れるわけです。
今回の例では、空気の流れはフィルター中心(穴の中から外)から外へと空気が流れます。
そのため、エアフィルターの外から水を流し、穴の中心から水が出てくるように水をかけました。
逆にパワーフィルター型では、フィルターの中から外へ水を流すことになります。
2:自然乾燥させる。
次にフィルターを乾燥させます。
このときにエアーなどで強制的に乾燥させるのはNGです。
理由は水を高圧でかけてはいけないことと同じでフィルターを痛めてしまうからです。
とはいえ扇風機などを上手く使えば大丈夫そうですが・・・
僕は時間に余裕があったので、今回は1週間ほど家の中の風通しが良い場所にて乾燥させました。
3:K&Nのエアフィルターにオイルを含ませていく
最後にフィルターにオイルを塗っていきます。
このオイルは赤色をしているため、「K&Nエアフィルター」の最大の特徴とも言える赤色になります。
オイルが浸透していきますので、大量に使う必要はありません。
1cm間隔で1滴を垂らしていくと上手く塗ることができました。
浸透するため20分程度放置して完成となります。
ここまできたら、あとは車両に装着すれば完成です。
「K&Nエアフィルター」メンテナンス 〜まとめ〜
今回は「K&Nエアフィルター」のメンテナンス方法を紹介しました。
エアフィルターのメンテナンスでのポイントは以下の通りです。
☑専用の洗浄液を使い、古いオイルと汚れを落とす。
☑水で汚れを流す際は、空気の流れと逆方向。
☑高圧での洗浄・乾燥はNG。
☑オイルを塗るときは、一滴ずつ時間をかけて行う。
こんなところでしょうか?
今回のメンテナンスでは、K&Nのフィルターケアキットを使用しましたが、まだほとんど残っています。
これだけ使えるなら、1万キロ程度でクリーニングをしてもいいかもしれませんね。
フィルターのメンテナンスを最近行っていない人や、いつ交換したか忘れている人はぜひ!