最近は暖かくなってきたので、グリップヒーターを取り外しました。
僕はグリップの上に巻きつけるタイプのグリップヒーターを使っているのですが、どうしてもグリップが太くなってしまい操作感が悪くなってしまうんですよね。もうすぐ5月ですし、朝方や夜でも必要無いだろうと判断しました。
このグリップヒーターの電源はメーターの照明の配線から分岐させたのですが、僕の車両は、スピードメーターとタコメーターも社外品に変わっていて、ヘッドライトケースの中の配線がぐちゃぐちゃになっています。
部品を取り付けた時は早く試乗したいので、ヘッドライトをなんとか押し込んでそのまま乗っていたのですが、無理に押し込むと配線に負担がかかってしまいますし、トラブルの原因にもなりかねません。
汎用品のスピードメーターやタコメーターはいろいろな車両に取り付けられるよう、配線が余裕をもって作られている事が多く、そのまま取り付けると、配線が余ってしまうんですよね。(グリップヒーターなどのパーツもそうです)
そこで今日は余計な配線をカットしてヘッドライトケースの中をスッキリさせることにします。
一度取り付けてしまえば、頻繁に開ける場所ではないのでそのままにしてしまうことが多いですが、この機会に配線周りを整理することにしました。
作業前のヘッドライトケースの中は色々な配線が詰まってます。この状態でヘッドライトを取り付けるのにはコツが必要です。
今回の作業は大きく2つです。
①余計な配線をカットして長さを整える。
②キボシ端子はかさばるので「カプラー」を使う。
余分な配線をカットする
必要以上に長い、汎用メーターの配線を自分の車種に丁度いい長さに調整します。
注意点としてはあまりにギリギリにするとハンドルを動かした際、配線が足りずハンドルの動きの抵抗になってしまう事があるので若干のゆとりを持たせるということです。
今回はこれだけの配線をカットしました。少しは軽量化になりました。
「カプラー」を使った自分の車両用の配線を作る
キボシ端子ではなく平型端子を使った「カプラー」接続に配線の接続方法を変更します。
社外品のメーターは買った当初キボシ端子がついていることや、端子自体が付いていないことがほとんどです。
キボシ端子はホームセンターやカー用品店でも入手できるので、使いやすい端子であることは間違いないのですが、構造上どうしても体積が大きくなってしまい、メーターなどの配線の数が多い場所では使いにくいです。
また一本一本接続していくので、着脱に時間がかかったり誤接続するデメリットもあります。(ほとんどの場合、メーターの配線を頻繁に付け外しすることは無いと思いますが。)
キボシ端子のメリット・・・安価、入手しやすい、汎用性が高い
キボシ端子のデメリット・・・着脱は配線一本づつ、かさばってしまう
「カプラー」接続は純正でも多く採用されていて、たくさんの配線をワンタッチで着脱できますし、体積も大きくなりにくいです。
僕の車両は、標準でタコメーターがついていないので車体側のメインハーネスと汎用のスピードメーター、タコメーターとの間に配線を作り直しました。
タコメーターを増設するには、電源とアースを分岐させるのと、電気信号をコンピューターから引っ張ってくる必要があります。純正でタコメーターがない車両では電気信号をどこから取るかがポイントになります。
自分で作った配線はバラけないようにまとめておくと、今後メンテンナンスでヘッドライトケースを開けた際に作業しやすいです。
この時ビニールテープでまとめる人がいますが僕は「自己融着テープ」を使います。このテープはビニールテープに似ていますが、糊がついていません。テープを伸ばしながら巻いていくとテープ自体が元の長さに戻ろうとする力で配線に密着します。
ビニールテープだと時間の経過とともに糊がベトベトして汚れが付着してしまったりするんですよね。エンジンの熱が影響しやすい場所や、夏の気温が高い時期だと特にです。ホームセンターなどで数百円程度で売っているので配線をよく触る人にはおすすめです。
整理した配線をヘッドライトケースに収めて完成!
ここまでできたら、最後に自分の車両に装着すれば完成です。
これでヘッドライトをケースに押し込まなくても装着できるようになりましたし、配線もスッキリしました。
外からは見えない場所ですが、電装系はトラブルが発生するとやっかいですし、見えない場所でもきれいになると気分はいいですよ。