バイク整備・カスタム

「テールランプ」Ledバルブを戦力外通告しました。「暗い」

2021年8月17日

通常のバルブとLEDバルブ

こんにちは。

今日はオートバイのテールランプのバルブについてです。

ヘッドライトやウインカーなどもそうなんですが、最近の流行り(最近でもないか(笑))としてledを採用することが増えていますよね。純正でLedを採用している車種なんかも最近は多いです。

バイクに限らずLEDは消費電力が低いので、節電になります。さらに寿命が段違いに長いので採用しない理由がないような気もします。

僕のバイクもLEDのヘッドライトやウインカー、今日の本題である「テールランプ」などすべての灯火関係をLED化しました。(ウインカーを変えるならリレーも変える必要があります。消費電力が異なるのでそのままだとハイフラ・・・「点滅がすごく早い」になってしまいます。)

イクでLEDにすると消費電力が減るので、バッテリーにかかる負担を減らすことができます。

が、負担が減るといってもそもそもノーマルの状態では電球を使用して問題ないように設計されているわけですし、そもそも僕の車両はキック始動オンリーなのであまり関係ありません。

それよりも、重大な問題があって、それは「テールランプが暗い」ということです。

電球からLEDに変えたのに暗いってどういう事?と思われるかもしれません。

これはまずLEDの特性を知る必要があります。

1消費電力が少ない
2応答性が早い
3長寿命
4明暗差が少ない(ことがある・・・今回外した理由はこれ)
5光の方向が1方向性

順番に解説します。

1・消費電力が少ない

これはみんなしっていますよね。家の照明なんかもLEDを使うと消費電力が少ないので節電になります。

2・応答性が早い

例えば、テールランプはダブル球(エンジンONで常時点灯の弱い光、ブレーキスイッチONで強い光)ですが、LEDはブレーキをかけてスイッチがONになったときにテールランプのバルブが光るまでの速度が早いです。パッパッと点灯します。

それに対して、電球はボワーと点灯しますよね(あくまで比べたらの話です。)

ウインカーなんかもそうです。点滅する際のキレがLEDの方が早いです。

語彙力がなくて申し訳ない(笑)

3・長寿命

これもみなさんご存知だと思います。

製品により差がありますが、基本電球は数年で駄目になることが多いです。消耗品といった感覚ですが、LEDにも寿命はありますが、気にするレベルではないと思います。

4・明暗差が少ない

これが今回LEDを取り外した理由です。

僕の持論なんですが、テールランプユニットごとのLED(POSHとかの高いやつ→前使ってました。)なんかは問題ないんですが、バルブ交換で電球の代わりに取り付けるバルブタイプのLEDはこの「明暗差」が少ないものが多い気がします。(高級品は違うのかもしれません)

テールランプは常時点灯とブレーキを握った際の光の光量が5倍以上あることが保安基準で定められています。

5倍です。(大事なことなの2回言います。)

赤色のテールレンズの下にバルブタイプのLEDを取り付けた僕の車両では明らかに5倍の光量差はないように思います。

前から「暗いなー」とは思っていたのですが、テールランプを交換しているのでそのせいだと思っていたんですよね。

ですが今回、家からバルブ(電球タイプ)が出てきたので試しにつけて見たところ明らかに明るくなっています。

つまり社外品のテールランプユニットが問題だったのではなく、LEDバルブの明暗差の少なさが問題だったようです。

5・光の方向が1方向性

LEDのウインカーやテールランプは正面から見ると明るいのですが、斜めの角度から見ると点滅がわかりにくいことがあります。

電球がボワ〜周囲全体を照らすのに対してLEDは正面を明るく照らす傾向があります。

LEDで設計されているテールランプなどはレンズのカットを工夫したり、LEDに角度をつける事で対処します。
バルブのみLEDに変えるた場合だと「正面以外の場所」から見た際に暗く見えることがあるんです。

今回僕が暗いと感じた要因にこの「光の方向性が1方向性」という特徴も関係していると思います。

ちなみにですが、ユニットにLEDが埋め込まれたもの(耐久性なども加味された有名ブランド品)は結構高価です。

交換した結果

通常のバルブとLEDバルブ
通常のバルブとLEDバルブ

僕の車両はキジマのクラシックテールランプがついていますが、公式HPによると標準で採用されているのは23w8wのダブル球

(通常のシングル球はガラスの中に電線が一つついています。電気が流れると発光し、電気が流れないと灯りはつきません。テールランプは常時点灯用のフィラメントとブレーキを掛けたときに発光するフィラメント、合わせて2つフィラメントがあるダブル球を使用します。)

なので、同じものを購入しました。

汎用品でもいいのですが、サイズが収まらなかったりすると面倒なので今回はキジマの電球(バルブ)を取り寄せました。最近はなんでもamazonで買えるし翌日に届くので便利ですよね。

少々割高でしたが、それでも一つ500円しないくらいです。

交換は簡単です。テールランプのレンズを止めているビスを2本外してバルブを付け替えれば完成です。蚊に刺されながら暑い中作業したので写真はありません(笑)

比較画像がないのでわかりにくいですが、体感ではかなり明るくなっています。

これで後続車にもしっかりアピールできそうです。

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