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「大型バイク」学生がリッターバイクを維持した方法「バイトでOK」

2021年9月2日

学生がリッターバイクを維持した方法

今日は「バイクの維持費を抑える最強の方法」を解説します。

税金などの法定費用など「バイクの維持費」に関して調べられている方は多いと思います。

「250ccは維持費が安い」というやつです。

この部分に関してはできることが限られていますし、自分で工夫して安く上げることはほとんど出来ません。(サラリーマンが税金対策してもできる事が限られるのと同じ感じです。)

以前、バイクの種類や特徴から維持費の違いを解説しました。

詳しくはこちら!

この記事は車両選びの参考にはなると思います。

ただ維持費を気にすることも大事ですが、1番大事なのは自分の欲しい車両を買うことです。(知識として知っておくことは大事ですが)

では、お金持ち以外は「維持費の高い車両」に乗れないのか?というとそんなことはありません。

今日紹介する方法では、「車種・排気量に関係なく」維持費を安く抑えることができます。

自分が欲しい(もしくは乗っている)バイクは維持費が高いようだ・・・

なんとか安くできないかな・・・?

このような疑問に答えていきます。

学生が[リッターバイク]を維持した方法

僕が昔乗っていた車両です。

結論から言います。

「車種・排気量に関係なく」維持費を安く抑える方法は、「メンテナンス・整備」を自分で行なうこと」です。

「自分で整備をすると工賃が掛からない」というのは誰でも分かると思います。

もちろんそれも大きな理由ですが、僕が思うポイントは他にもいくつかあります。

1:工賃がかからない
2:バイク用品(部品)もネット通販のほうが安く買える
3:オークションを利用した中古部品(純正・社外)を安く買える

順番に解説していきます。

①工賃がかからない

たしかシリンダーヘッドからのオイル漏れを修理した時の写真です。
たしかシリンダーヘッドからのオイル漏れを修理した時の写真です。

バイク整備、カスタムの工賃相場は「1時間当たり7000〜10000円」です。

作業内容ごとに工数(作業に掛かる時間)が決められており、「7000円〜10000円の時間給」×「工数」で工賃が決まります。

例えば時間給が10000円で、工数が30分かかる作業であれば、工賃は5000円となります。

整備士という資格を持った人材の「人件費」がかかっているのでコストが掛かるのは当然です。

ですが、整備やカスタムするたびに、これだけの金額がかかるか掛からないかは大きな違いになります。

特に中古車では新車に比べ、整備やメンテナンスで部品交換などが必要なケースが多いです。

車両が古くなると、交換が必要な消耗品が出てくるので、維持費(ランニングコスト)を考えるなら自分で作業できた方が良いでしょう。

②バイク用品(部品)もネット通販のほうが安く買える

みなさんは買い物をする時、「ネットショッピング」と「実店舗」どちらで買い物を多くしますか?

昨今は感染症もありますし、通販も利用が増えたのではないでしょうか?僕もアマゾンや楽天をよく利用します。

バイク用品やカスタム部品、純正部品だとウェビックモノタロウを使用する方が多いですかね?

パーツリスト(メーカーから発行される公式の部品リスト)が手元にあれば、パーツ番号をポチポチ入力するだけで数日後には自宅に部品が届きます。(特にウェビックでは、セールなどで数%安く買えたりします)

昔はバイク屋さんに行って、純正部品を注文していましたがだいぶ便利になりました。

通販では、実店舗を持たない分「コスト」がかかりません。(人件費など)そのため、価格を安くできるわけですよね。

バイク用品やパーツ(純正品は除く)もそうです。ネット通販の方が安いんです。圧倒的に安いです。

同じ商品を買うなら、安いほうが良いのはみんな同じですよね。

(実際、バイクウェアなどは実店舗でサイズを確認して、購入するのは通販という人も多いと思います。)

ですがバイクの部品の場合、ここで問題が発生します。

それは自分で購入した部品をバイク屋さんや、用品店に持ち込んで作業してもらおうとすると、「持ち込みNG」「もしくは割増工賃」がかかる事がほとんどだという事です。

せっかく安く購入したのに、「持ち込みパーツは受け付けていなかったり、工賃が高くなってしまう」と実店舗で購入するのとあまり変わらなくなってしまうんですよね。

これには理由があります。

「部品を取り付ける事が出来なかった場合にも工賃がかかってしまう」からです。

例えば通販で、ブレーキパッドの品番を間違えて購入したとします。

整備士がブレーキを外して取り付けようとしたら、適合しないパッドなので取り付けることが出来ません。

ですが、作業時間がかかっている以上、工賃は発生するわけです。

作業を依頼した側としては、取り付けが出来なかったのにも関わらず工賃を請求されます。ほとんどの場合は払うと思いますが、一部の人はトラブルになるんでしょう。

お店からすると、それなら「適合がとれている(自社で販売した)部品のみ作業する」となるわけです。

中古部品になると部品が壊れている可能性もあるわけですから、もっとNGですよね。

③オークションを利用した中古部品(純正・社外)を安く買える

ここが今日の話の「キモ」になる部分です。

中古車(古い車両)を「安く維持、カスタム」するには、ネットオークションなどを利用した「中古部品・パーツ(純正、社外品)」が欠かせません。

ネットオークションでは、解体され部品ごとに出品されているパーツが沢山有ります。

車種によっては業者が、「1週間に数台」単位で「解体→出品」されていますので、純正品・社外品問わず非常に安く部品を入手出来ます。(新品時に比べ)

これが無茶苦茶大きいです。

古い車両を何台も所有しているバイク好きな方がたまにいますが、彼らの多くはオークションなどの個人売買を利用して部品を入手していたりします。

もちろん新品を買う必要がある部品もあるので、なんでもかんでも中古で済ますという訳ではありません。

ですが、全てを新品部品にしてプロに整備をお願いしていたらお金がいくらあっても足りません。

(新品の部品供給が終わっていて仕方なく中古で探すこともあります。)

信じられないかもしれませんが、新品を購入したら数万円するような部品が、1円とか100円で買えることもめずらしくありません。(僕も最近車検用のマフラーを1000円で購入しましたし、ステムやトップブリッジ(フロント周りの部品)を100円くらいで購入した事もあります。)

オークションなので「人気があるかどうか」に値段が大きく左右されますが、エンジンなんかも数万円で買えます。(中古なので当たりハズレはもちろんあります。)

このくらいの金額であれば、お父さんのお小遣いでも楽しめる訳ですね。当然「維持費」にも大きく影響するのはわかりますよね。

定期的に行なう整備って何があるの?

車種や乗り方によって大きく異なるので一概には言えません。(例えばサーキットメインで使用されるバイクは数千キロでエンジンをオーバーホールしたりします)

すごくざっくりですが一般的なツーリングなどの使用で、定期的に必要な整備はこんなものがあります。

ここでは数ヶ月(〜5000キロ)を想定しました。

・エンジンオイルの交換
・ブレーキパッドの交換
・チェーンの注油・清掃
・エアフィルターの清掃(交換)

[CB400SS][CL400]の整備に関してはこちらで解説しています。

詳しくはこちら!
詳しくはこちら!

同じく一般的なツーリングなどの使用で、数年に一度必要な整備はこんなものがあります。

ここでは数年(〜数万キロ)を想定しました。

・ブレーキディスクの交換
・ブレーキフルードの交換
・タイヤの交換・キャブレターのOH
・フロントサスペンションのOH

僕の過去の整備歴をみるとこんな感じです。さすがに数年(数万キロ)レベルで見るとそれなりの整備は必要ですが、素人でも不可能なものではありません。

定期的に行なう整備ははっきり言って簡単です。頻度が高い整備ほど簡単に整備できるようになってます。

自分で整備を始めるためのコスト

1万円で揃えるバイク整備工具
1万円で揃えるバイク整備工具
でも整備するには道具が必要でしょ?

こう思われる方もいると思いますが、日常的に行なうような整備では基本的な工具があれば出来てしまいます。

確かに初期投資は必要です。ホームセンターや通販を使えば、1万円で十分な道具が揃えられるはずです。

工具やケミカルを含めた初期投資1〜2万円を高いと考えるか安いと考えるか?

ここがポイントですね。

僕の考えとしては「格安」だと考えています。

なぜなら1〜2年であっという間に回収できるからです。

特に、これから自分の好みに「カスタム」していきたいと考えている人はもっと早く回収できるはずです。

ハンドル交換や、マフラー交換、電装系(ウインカーやテールランプ、USB充電器をつけるなど)などのカスタムは「オイル交換と同程度」の難易度です。(もちろん車種によりますが)

これらの作業をプロにお願いすることを考えたら、1回の作業工賃で回収できますよね。

これから先乗るバイクが変わったとしても、整備知識・技術はずっと使えます。
そう考えたら初期投資の工具代「1〜2万円」は決して高くないと思いますよ。

最初は調べたりする必要がありますし、失敗することもあるかもしれません。

ですが、自分に整備の知識が身につくとその経験はずっと使えます。(ものによっては車にも応用できますよね)

詳しくはこちら!

↑の配線の知識なんかは車でも同じです。

詳しくはこちら!
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こちらで初心者におすすめな工具は解説しています。

自分で整備することのメリット 〜まとめ〜

自分で整備できる利点をまとめると、以下の通りです

①工賃が掛からない。
バイク用品(部品)もネット通販のほうが安く買える
オークションを利用した中古部品(純正・社外)を安く買える

この3点により維持費が「格段に安くなります。」

「自分で整備するメリット」は工賃だけではないんですね。

排気量差による「税金などの費用の差額」なんてどうでもよくなってしまうくらい維持費が変わります。

これが僕が学生時代に「リッターバイク」を維持した方法です。

当時は空冷の4気筒車に乗っていました。空冷なので整備性は良い部類のバイクでした。(工賃も安くなりやすいです)ですが、バイク屋さんにお願いしていたらとても維持は出来なかったと思います。

やっぱり燃費は悪かったですし・・・

もし「維持費を安くしたい」とあなたが考えているのであれば、簡単な整備から自分でチャレンジしてみることをおすすめしますよ!

それでは!

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